ウェーダーから水が染みてくる…釣り人ならでは、憂鬱な瞬間のひとつです。
買い替えるなら最低でも1万円以上、有名メーカーものならさらに何倍もの費用がかかります。
かといって自分で修理するのも、いちいち裏返して水を入れて、穴を特定してと面倒だし…どうしようか。
そんな悩みに対する解決策のひとつを紹介します。
よくある修理の方法
通常、ウェーダーを修理するときは次のような手順を踏む必要があります。
①裏返して、中にシャワーなどで水を入れる
②外側(生地自体は裏側)から滲み出てくるポイントを特定し、マーキングする
③水を捨てて完全に乾くまで乾燥させる
④リペアキットを用いて補修する
この水を入れる手順、乾燥させる手順が非常に面倒!時間もかかるし、上手いこと穴を見つける前にびしゃびしゃになってしまってピンポイントで見つけられない!なんてことも。
今回紹介する方法は、あるものを使うことでかなり時短できる上、簡単に穴を見つけることができます。
なお、セルフ修理は自己責任でお願いします。
用意するもの
ウェーダーリペアキット
ウェーダー修理の基本セットです。Amazonなどで買えます。
綿棒
グルーを塗るとき便利です。代用できるならなんでもいいです。
ハサミ
シームテープを切るために使います。
パーツクリーナー
今回の方法の目玉です。ゴムやプラスチックにも使える、と表記のあるものを使ってください。
ドライヤー
パーツクリーナーを速攻で乾燥させます。
アイロン
シームテープを溶着するために使います。
修理手順
まずウェーダーを裏返します。ちなみに透湿防水ウェーダーです。
裏返したら、生地にパーツクリーナーを噴霧します。
するとこんな具合に、明らかなシミが出てきます。これが浸水ポイントです。
シミのポイントを指差しながら、いったんドライヤーで乾燥させます。その後、グルーを塗り込みます。
グルーを塗った範囲より広いくらいでシームテープを貼り付けます。パッチ状にするといいと思います。また、角を取った方が剥がれにくくていい具合です。
アイロンで溶着します。アイロンの温度は「高」です。
これで冷めたら完成です。
とっても簡単です。筆者はウェーダー修理が億劫で、靴下をずぶ濡れにしながら釣りしていました。こんなに簡単ならもっと早くやればよかった…。