PEラインとショックリーダーを結ぶ方法はたくさんあります。FGノットのような定番ノットから、10秒ノットと呼ばれる簡単なものまで様々。
釣りを始めて間もない方や経験の浅い方は、ノット自体が上手くいかなかったり、ノットをガイドに巻き込んだときに高切れしたり、すっぽ抜けたり…ちょっと苦手意識がある方もいるのでないでしょうか。
そんな方達にも、釣りの経験が豊富な方でも、誰にでもおすすめできるノットがあります。
筆者の行き着いた最適解「SCノット」
結論から言うとこのノットがベストです。筆者は様々なノットを試してきましたが、これに行き着いた理由を簡単に書いていきます。
強い
結束強度が90%は出ます。覚えたてでもこの強度で、今では100%近い数字が出ます。
速い
組むのが速いです。慣れれば大体1分くらいで組めます。
簡単
強くて速いノットなんていくらでもある!ですがこのノットは、それに加えて簡単なんです。リーダーにPEをぐるぐる巻きつけて締めるだけです。
初心者向けという点でも簡単なのは大事ですが、それ以上に雨風が吹き荒ぶ釣り場でも組めるくらい簡単というのが大きなメリットです。そんな時に釣りはしないと思いますが。
トラブルレス
結び目が細身で、ある程度の長さがあり、リーダーもPEも端線がリール側に出ているのでガイド通りがスムーズです。
結び目はガイドより内側に入れないのが1番ですが、リーダーを長く取らなければいけない時でも安心です。
あるといいもの
ラインブレーカー
これがあるとないとでは締め込み具合が全く違います。確実なノットのためにも用意しておくといいでしょう。
結び方
まずは写真のようにPEとリーダーを置きます。
次にPEを10~15cmくらい折り畳みます。
折り畳んだPEをリーダーの上に重ねます。
PEをそのままリーダーに巻きつけていきます。号数にもよりますが20~30回くらいです。長さが足りなければ最初の折りたたむ長さを変えましょう。
残り2~3cmくらいになったら、広げて輪にします。
そこにリーダーの端線(写真左側の方)を奥側から入れます。
①PEの本線&端線 ②リーダー本線 ③リーダー端線を同時に引っ張り、仮締めします。締め込む時は、水などで軽く濡らしておきましょう。
噛んで引っ張るところは撮れないので、代わりにプライヤーくんに挟んでもらいイメージしやすくしてます。
上の写真のように三角形の形で引っ張ります。
ある程度締まったら、左手をギュッギュっとやってさらに締め込みます。
ここまできたら本締めです。①PE本線のみ ②リーダー本線を引っ張り合って締め込みます。PE端線はほっといていいです。
ここでリーダーがするする抜けてしまうことがよくある失敗例です。原因は摩擦不足です。仮締めをもう少し強めにするか、巻きつける回数を多くすると改善するはずです。
問題なく締め込めたら、端線を切ります。
これで完了です。端線を切る前にお好みでハーフヒッチを施してもいいです。筆者は一回もやってませんが今まで問題ありませんでした。
さいごに
筆者イチオシのSCノットを紹介しました。現地で結ぶときも楽で速くて強度がある、これほど素晴らしいことはありません。
ノット部分はタックルのいちばん弱いところになりがちですので、そこを強化すると獲れる魚も増えてくると思います。冬の間に練習し、春の釣りシーズンを迎えましょう!