21スフェロスSWの弱点は、ラインローラーベアリングが搭載されていないこと。逆に言えば、そこさえ改善できればとてもコスパに優れたリールです。
ベアリング追加なんて難しそう?いえ、そんなことはありません。かんたんな道具さえあれば誰でもすぐ出来ちゃいます。
本記事では、実際に筆者が作業したときの写真とともに、スフェロスSW5000HGのベアリング追加手順を紹介します。
注意1:リール分解・改造はあくまでも自己責任でお願いします。破損等の責任は負えません。
注意2:21スフェロスSWの5000と6000は共通ボディなので、同じ手順で作業できます。8000以上はボディが異なるため、必要な部品・手順が異なります。
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用意するもの
ドライバー
握るとこが太いものがおすすめです。100均で十分です。
ピンセット
細かな部品をつまみやすいです。100均でいいです。
ベアリング(DDL-840ZZ)
これを元々の部品と入れ替えます。
グリス
無くてもいいのですが、ベアリングを取り付ける際にグリスを塗りたくっておくと、ある程度海水の侵入を防ぐ事が出来ます。グリスがなくても毎回水洗いすれば大丈夫と思いますが、あった方が長持ちはする気がします。
参考までに筆者の使うグリスを載せときます。フライのフロータント代わりに使っていて手元にあったやつですが、色々使えて優秀なグリスです。
作業手順
では実際に作業していきます。
1.ドライバーでネジを外す
少し固めなので、太いドライバーを使いましょう。ネジが舐めてしまわないよう、押す力が7割・回す力が3割くらいの意識で回した方が良いです!
外れたら、下の写真みたいになります。
2.中の部品を取り外す
ベールにくっついてる部分を引っ張ると、ゴロっと部品が外れます。
さらに、上の写真でいうと右側の、フタみたいな金属の部品がぽろんと取れます。
その奥にある、車輪みたいな形をした金属部品を外します。取れにくかったら、反対側からけっこう強めに押してあげてもいいです。
3.ベアリングを入れる
この車輪みたいな部品が、ベアリングと置き換わる形になります。
先ほど車輪を外した場所にベアリングを入れます。けっこう強めの力でギュッと奥に押し込みます。
4.元通りに組み直す
ベアリングが無事入ったら、フタみたいな部品を元通りに被せます。
ベール側の突起に合わせて、はめこみます。元通りの形です。
最後にネジでまた締め直したら完了です。
5.まとめ
いかがでしたか?とても簡単な手順だと思います。
ちょっと手を加えるだけで上位機種に引けを取らない優秀なリールに生まれ変わりますし、自分で手を加えると愛着も湧くのでおすすめのカスタムです。
皆様の快適な釣りライフの一助になれれば幸いです。