筆者がいちばん好きな釣りは、実はフライフィッシングです。
幼い頃、父と兄がフライのキャスティング練習をしている光景をよく見ていました。動きを見ていると、なんだか自分もできそうな気がして、いつかはやってみたいなぁと思っていました。4歳そこそこで、身長が圧倒的に足りないので出来ませんでしたが。
時は流れ、22歳にして初フライデビュー。
フライはキャスティングが第一関門と言われていますが、練習などせずに川へ連れられました。しかし幼い頃にリズムを見ていたおかげか、特に苦労することなくキャストする事ができ、見よう見まねでメンディング。小さなヤマメを釣ることができました。
その後、阿寒湖ドライワカサギ 通称「ドラワカ」の存在を教えられ、最初は、へぇ〜そんなのもあるんだなぁという認識でしたが、やってみるとこれが面白い!!
そんな阿寒湖ドラワカの魅力を交えながら、去年の釣行記録を綴ります。
ドラワカって?
ドライワカサギ。ドライフライの一種で、水面に浮くワカサギを模したフライです。
阿寒湖では春にワカサギの産卵シーズンを迎え、産卵を終えた後の力尽きた個体が水面に浮かぶ光景がみられます。また、秋にはワカサギ漁が行われており、このとき網からこぼれた個体がこれまた水面に浮かびます。
これは魚食性の魚にとっては格好の餌となります。ニジマスやアメマス、サクラマスにイトウにコイなんかも狙ってきます。
このワカサギを狙う魚たちを狙うためにドライワカサギを作るのです。
いざ秋の阿寒湖へ
2024年11月、阿寒湖へ向かいます。この釣りの醍醐味の一つに、観光名所としても有名なほどロケーションが非常に素晴らしいことが挙げられます。というか、そっちがメインですね。
湖畔のローソンで遊漁券を購入し、準備を整えます。
そこそこの人が同じ目的で来ており、何人かすれ違ったり同じ方に歩いたりしながらポイントに着いたら、まずは様子見。ボイルなどないか探し、魚の活性をみます。
ドラワカを浮かべると、すぐに反応!
なるべく水面を荒らさないよう、オーバーヘッドキャストで15mほど先にドラワカを浮かべます。阿寒湖のマスたちはけっこう人慣れしてる感じがあるので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。
少し時間が経つと、ドラワカの周りに撒いておいた本物のワカサギにガボン!と出ます。この出方はニジマスだ〜〜と心臓バクバクさせながら待ってると、ドラワカにもバイトが!
アワセを入れて無事フッキング。同時に、お魚さんは爆発的なダッシュを披露してくれます。私の入ったポイントは、かけ上がりがある以外は特に気にするようなストラクチャーもないのでゆっくりファイトしていきます。
途中、ちょっと潜られてザリザリと底に擦れる嫌な感触がしましたが、無事にランディング。
62cmの大きなニジマスでした。
ですが阿寒湖では60cmを超えるのは珍しくありません。父は74cmのニジマスをも釣っています。
いつかそんなモンスターを釣り上げたいなと思いながら、秋は足繁く阿寒湖に通っております。
ちなみにニジマス以外にはサクラマスが釣れる他、金アメと呼ばれる金色のアメマスが釣れます。これがまたかっこいい!
釣行結果
あまり覚えてませんが、ニジマスとアメマス、サクラマスあわせて10匹くらいは釣れました。その日の活性やスレ具合にもよりますが、シーズン後半でもこれくらいは釣れてくれるのでとても楽しい釣りです。
この釣りの魅力を書き始めると非常に長くなるので割愛しますが、とても楽しいです。ぜひみなさんも初めてみて下さい。